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ユニバーサル ミュージックは14日、公式サイトを更新し、歌い手・Ado(22)の「愛して愛して愛して」のミュージックビデオ(MV)について、クリエーティブの一部を無断で使用していたことが確認されたため、MVを公開停止したことを発表した。
同曲のMVについて「弊社による自主的な調査の結果、動画の赤卵氏とイラストのさしみやま氏のユニット『さしたま』様のクリエーティブの一部を無断で使用していたことが確認され、その対応として、弊社判断により公開を停止いたしました」と報告。「さしたま様、関係者の皆様、そしてファンの皆様にご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
もともと同曲はボカロP・きくお氏の楽曲で、「さしたま」が制作したオリジナルのMVが公開されていた。
「弊社は2023年にきくお様の承諾のもと、Adoによる『愛して愛して愛して』の“歌ってみた音源”を制作いたしました。そしてこのたび弊社がその音源のMVを制作するにあたり、さしたま様が制作したオリジナルのMVをオマージュする意図はあったものの、著作権に関する認識不足、および法務確認のプロセスを怠ったことにより、そのクリエーティブの一部を無断で使用してしまいました」と経緯を説明。
「さしたま様には大変なご迷惑をおかけすることとなり、深く反省しております。弊社より直接謝罪を申し上げ、今後の適切な対応について協議を進めております」と伝えた。
なお、Ado本人やMVの制作チームは制作過程の許諾取得や法務確認の手続きを行う立場ではなく、無断使用については一切関与していないとしている。
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