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俳優の片岡凜（22）と田牧そら（19）が声優に初挑戦する劇場アニメ「この本を盗む者は」（福岡大生監督）が、12月26日に公開される。
片岡は映画主演も初となる主人公、本嫌いな少女・御倉深冬役を務める。田牧は深冬を本の世界へ導く謎の少女・真白役を演じる。
原作は作家・深緑野分氏の2021年本屋大賞にノミネートされた同名小説で、二人の少女が本の世界を駆け巡る謎解き冒険ファンタジー。主題歌はソロで活躍している歌手のYUKIによる約1年半ぶりの新曲「Share」、メインビジュアルと予告映像も公開された。
物語の舞台は、書物の街・読長町。高校生の御倉深冬（片岡）は、曾祖父が創立した巨大書庫「御倉館」を代々管理する家に生まれながら、本が好きではない。
ある日、御倉館の本が盗まれ、街は突然“物語の世界”に飲み込まれる。それは本にかけられた呪い「ブックカース」だった。呪いを解く鍵は物語の中にある。町を救うため、深冬は不思議な少女・真白（田牧）とともに本泥棒を追う旅に出る。やがて泥棒の正体、深冬も知らない“呪い”と“御倉家”の秘密が明らかになる。
片岡は、声優初挑戦について「普段のカメラ前でのお芝居よりも大きくリアクションをしてお客さまに届けることが新鮮で楽しかったです」と振り返った。さらに「自分が実際に発している声と人に聞こえる声は若干違うので、収録時は表現したいものや伝えたいことが更に良く伝わるトーンを、常に探すことを意識していました」と明かした。
田牧は、「真白の持つ輝きを少しでも感じていただけるように精いっぱい演じました」と話し、「少し不思議で、心がときめく世界を、ぜひ劇場で体感していただけたら幸いです」と呼びかけた。
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