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2025年10月16日 20:09

坂口健太郎「“空っぽになるな”という感覚」

坂口健太郎「“空っぽになるな”という感覚」
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俳優の坂口健太郎(34)、渡辺謙(65)らが16日、都内で行われた映画「盤上の向日葵」(31日公開)ジャパンプレミアに登壇した。

作家・柚月裕子氏の同名小説を、熊澤尚人監督が実写映画化。昭和から平成へと続く激動の時代を生きる1人の青年の、光と闇を描く。主演の坂口は、謎の白骨死体事件の容疑をかけられた、謎に包まれた天才棋士・上条桂介を、渡辺は、将棋指しとしては超一流だが人間として最低な伝説の賭け将棋の真剣師・東明重慶を演じる。

坂口はジャパンプレミアを迎え、「今日が、日本の方々に見ていただくのが初めてなので、ちょっと緊張しているというか、ふわふわした感じもあります」と率直な思いを吐露しつつ、「今作は、登場人物たちの生き様を、すごく重い瞬間もあったりはするけど、丁寧に切り取った作品だと思っています」とコメント。渡辺も「久々にいい加減で、めちゃくちゃな男をやらせていただけました。多分あまり好きにはなれない役かと思いますが、ぜひ可愛がっていただければと思います」と挨拶した。

坂口は自身の役について「壮絶な生い立ちと、彼に降りかかってくる色んな悲しい出来事や苦しい出来事がある」といい、撮影につても「結構“空っぽになるな”という感覚がありましたね。桂介は、ぶつけられたり、巻き込まれたりしていく中で、きつかったけど、将棋に救われてもいたし、将棋に地獄に落とされた瞬間もあっただろうし。だから、感情は毎日グルグルしていましたね」と振り返った。

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