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俳優の成田凌(31)が主演し、沢尻エリカ(39)が共演する映画「#拡散」が、来年2月27日に公開される。沢尻にとって、2019年公開の「人間失格 太宰治と3人の女たち」以来、7年ぶりの映画出演となる。
同作は、とある小さな町を舞台に、主人公の介護士・浅岡信治(成田)が、妻・明希をワクチン接種直後に亡くしたことから、深い喪失と疑念にさいなまれていく物語。
浅岡は医師を責め、遺影を掲げて訴え続ける姿は「夫婦愛の象徴」として報じられるが、その姿はいつしか反ワクチンの象徴として利用され、浅岡は孤立と狂気を深めていく。
沢尻は、浅岡と同じように、自身も婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波を演じる。
成田は「かなりチャレンジングな企画。オファーを受けていいものか、はじめは少し迷う自分もいました。ですが、脚本を読ませていただき、即決。生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います」とコメント。
沢尻は「なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います。久しぶりの映像作品で緊張もありましたが、スタッフ、キャストのみなさんに温かく迎えていただき、とても心強かったです」と撮影を振り返った。
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