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俳優の別所哲也(60)が27日、都内で行われたNTT西日本「VOICENCE」発表会に登場した。
生成AIの普及に伴い、声の無断使用やフェイク音声の拡散が社会問題化している中、同社は、声優、俳優、アーティスト、芸人などの実演家の声の権利を守り、声の価値を高める音声AI事業「VOICENCE」を同日から開始。生成された音声に真正性証明書を付け、“声の真正性が担保されたAI音声コンテンツ”を目指す。
同事業のパートナーを務める別所は、「今回お話を頂いて、真っ先にすばらしいなと思った。新しい事業に心躍る気持ち。一緒にやらせていただけることが大変うれしい」と声を弾ませた。
「僕は出演者、実演家なので声は財産。この財産が法的に犯されて違う形で使われてしまう状況に変革が生まれるのであれば大変朗報だと思うし、そのことによってビジネスチャンスがもっともっといろいろな形で広がると思う」と期待を込めた。
別所は俳優業のほか、国際短編映画祭を主催したり、ラジオナビゲーターを務めたりとマルチに活躍中。「『別所さんって何人いるんですか?』って言われることがあるけど、AI別所哲也というか、VOICENCEによる別所1号、2号、3号がいてくれたら、いろいろな仕事をたくさんやっていただいて、たくさん稼げるんじゃないかなと」とニヤリとしていた。
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