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2025年10月31日 17:36

坂口健太郎、渡辺謙との初共演は「緊張感があるというか…」

坂口健太郎、渡辺謙との初共演は「緊張感があるというか…」
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俳優の坂口健太郎(34)、渡辺謙(66)らが31日、都内で行われた、映画「盤上の向日葵」の初日舞台挨拶に登壇した。

作家・柚月裕子氏の同名小説を、熊澤尚人監督が実写映画化。昭和から平成へと続く激動の時代を生きる一人の青年の、光と闇を描く。主演の坂口は謎の白骨死体事件の容疑をかけられた、謎に包まれた天才棋士・上条桂介を、渡辺は将棋指しとしては超一流だが人間として最低な伝説の賭け将棋の真剣師・東明重慶を演じる。

坂口は「この作品のステキな良さが、少しでも伝わったら良いなと思います」と願い、「去年の夏に、みんなで、命がけで撮った作品です。なかなかしんどい瞬間だったり、目を背けたくなる瞬間もあるけど、劇中でキャラクターたちが生き切った様を見届けていただいて、この作品を少しずつ大きいものにしていただけたらうれしいなと思います」と挨拶した。

二人は今作が初共演。坂口は渡辺について、「東明が出てくるシーンは、“何か起きるな”という不穏な空気を一瞬まとっていらっしゃるので、どこか緊張感があるというか。でも、カットがかかって(脚)本の話とかをしている謙さんは、すごく軽やかな方だった。カメラが回る前までは色んな話をしているんですけど、“ヨ〜イ”の声がかかった瞬間に、二人ともスイッチが切り替わるみたいな撮影をしていた」と振り返った。

それを聞いた渡辺は、自身の役について「僕が出る時は、必ず何か“手”があるんですよ。僕が出る時は、暗闇の中から出るとか、何か風が吹くとかがあるから、例えばコスチュームも、風を受けやすい柔らかめのコートにしようとか、色んな手練手管をスタッフの方にやってもらったので、僕はそれにのっかっただけですね」と語った。

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