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2025年10月31日 18:49

渡辺謙、“先輩”と対じし「また化け物が来たな〜と…」

渡辺謙、“先輩”と対じし「また化け物が来たな〜と…」
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俳優の坂口健太郎(34)、渡辺謙(66)らが31日、都内で行われた映画「盤上の向日葵」の初日舞台挨拶に登壇し、撮影の裏話も披露した。

今作には、坂口が見守る中、渡辺と俳優の柄本明(76)が対局するシーンがあるという。坂口はそのシーンについて「もちろん目では見えないし、映像にも映ってないんですけど、その瞬間は何かが充満している感じというか。二人が切り合っているような空気が流れていました。だから、すごく不思議な体験だったというか、面白い瞬間に立ち会わせてもらったなと思いますね」と回想。

渡辺も「柄本さんが化け物みたいな感じで。最初、メークをしてコスチュームを付けて、リハーサルでお互いに盤上に座ったんですけど、もうその瞬間に“また化け物が来たな〜”という感じがあった。僕は柄本さんとは、何十本も一緒に仕事をさせていただいているので、その日はすごく楽しみにしていたんですけど、まさに思い描いていたものの10倍ぐらいの化け物感があったので、“おっし!じゃあオレも負けないぞ”という感じだった。そして、それをしっかり坂口が受けとめてくれたので、そういう緊迫感がうまれたのかなと思います」と明かした。

また、坂口は“この作品を通して渡辺から継承したものは?”と問われると、「役に対しての、“ちゃんと自分が当事者になる感覚”というか。“ちゃんとその役を生ききる”みたいなことは、すごく学ばせてもらったなと思います」と答えた。

それを聞いていた渡辺は、「僕らは形が無いから、継承って難しいんですよ。僕も10年ぐらいして、“あの時やっていたことって、こういうことなのか”と感じて、自分の中で熟成してくものが結構ある。だから、僕らはそうやって継承されていくんだと思う」と語りつつ、坂口に「10年後ぐらいを、楽しみにしています」と激励し、坂口も「頑張ります!」と意気込んだ。

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