堺正章、悩めるカトリーヌ・ドヌーヴに提案も「全て却下されました」

俳優の竹野内豊（54）と歌手の堺正章（79）、風吹ジュン（73）が31日、都内で映画「SPIRIT　WORLD」（エリック・クー監督）の全国拡大公開初日舞台挨拶を行った。

今作は、日本・フランス・シンガポールの合作で、フランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴが主演を務め、迷える大人たちの希望と再生を描いたファンタジードラマ。

フランス人歌手クレア（ドヌーヴ）は、死後の世界でユウゾウ（堺）と出会い、ユウゾウの遺言を果たそうとするハヤト（竹野内）の旅を見守っていく物語。

この日は、シンガポールからエリック監督も来日。堺は「とても酒好きな監督です」と紹介し、「『イチロー（ズモルト）』っていうスコッチが好きで、プレゼントした。なぜプレゼントしたかと言うと、少しでも僕のカットが多くなればいいと思ってやったんですけど、大して効果はなかったようです」とボヤいて笑いを誘った。

また、ドヌーブとの海のシーンでは、ドヌーブから「どうしたらもっと盛り上がるだろうか」と質問され、堺は「チラっと私がカトリーヌさんに提案したんですが、それは全て却下されましたね」と明かし、まさかの展開に竹野内含め、客席からもクスクスと笑い声が。

エリック監督からも慰めるように肩をたたかれた堺は「撮影を中断してまでディスカッションして、（提案を）2つしたけど、結局台本通りやったみたい」と自身も笑いながら振り返り、「そのシーンはあるでしょ？　ありますから、そこだけ見てください。僕も改めて見てみたい」と“オススメシーン”としてPRしていた。