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第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に選出された映画「栄光のバックホーム」(11月28日公開)のワールドプレミア上映後舞台挨拶が、1日に都内で行われ、俳優の松谷鷹也(31)、鈴木京香(57)らが登壇した。
プロ野球・阪神タイガースで若きホープとして期待されたものの、21歳で脳腫瘍(しゅよう)を発症し、28歳で亡くなった横田慎太郎外野手の実話を、秋山純監督が実写化。松谷は横田慎太郎役を、鈴木は慎太郎の母・横田まなみ役をダブル主演で演じる。今作では、横田選手の野球選手としての雄姿と、引退後の家族や仲間、恋人との知られざる軌跡を描く。
まだ新人俳優の松谷は、本企画立ち上げ当初から取材を通して慎太郎さんと交流を深めていた。今、慎太郎さんに贈りたい言葉を問われると、「慎太郎さんと出会って4年ぐらいになるんですけど、慎太郎さんと一緒に歩んできた4年間は、僕にとってすごく宝物のような時間でした」と振り返りつつ、「映画が完成して、“一人でも多くの方に慎太郎さんのことを知っていただけるように、公開まで自分に出来ることを引き続き全力でやっていきたいと思いますので、引き続き見守っていただけたらうれしいです”と伝えたいです」と涙ながらに語った。
鈴木はオファーを受けた際について、「野球一筋に一生懸命打ち込んできた青年のお母さん、それで志半ばで病と闘わざるを得なくなった慎太郎くんのお母さんが、私に務まるのだろうか?と考えたこともありました。でも、慎太郎さんの素晴らしい清らかな一生懸命な生き方に感動して、これはぜひやらせていただきたいと、お返事しました」と明かした。
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