岩井俊二、映画監督30 周年…その創作の軌跡を辿る特集上映が決定

岩井俊二氏（62）の映画監督30周年を記念した特集上映「IWAI SHUNJI　The Film　Works　30th　Anniversary　1995-2025」が12月26日からTOHOシネマズ日比谷などで開催される。

今年は岩井監督の「Love Letter」の公開からちょうど30年。岩井監督は映像の詩情と情感を大切にしながら、人の中にある光の部分、影の部分を、いつの時代も繊細に、そして鮮烈に描いてきた。また、小説家、作曲家など多岐にわたる創作活動も続けてきた。

同特集上映では、「Love Letter」から2023年公開の「キリエのうた」まで、数々の映像作品の中から代表作が上映される予定。上映作品は後日発表される。

岩井監督は「作品というものは、受け取った人の中で完成する何かであると思います。そのお一人お一人の中に違った岩井作品が存在しているのだろうと思うとおののきに似た思いに駆られます。応援してくださるファンの皆さまには本当に感謝しかありません」とし、「今回のレトロスペクティブ。振り返れば30年、これまで作ってきた作品たち、そのひとつひとつが僕自身です。全身全霊と言っていいでしょう。ぜひ劇場へ会いにきてください」とコメントしている。