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第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品された、映画「レンタル・ファミリー」(HIKARI監督、来年2月27日公開)のアジアン・プレミアが、3日に都内で行われ、俳優の柄本明(77)らが登壇した。
今作は、報酬を得て“家族”の役割を演じる俳優を派遣する「レンタル・ファミリー」会社で働くことになった、米俳優ブレンダン・フレイザー(56)演じるフィリップが主人公。東京を舞台に、“レンタル・ファミリー”として出会う人々と交流を重ねる中で、少しずつ自らの人生に向き合い、生きる喜びを見いだしていく姿を描く。
フィリップは、認知症により記憶を失っていく父を思う娘からの依頼で、柄本演じる老いたスター・喜久雄の取材をする記者として彼の元を訪れる。
ブレンダンとの共演について問われた柄本は、「え〜、ブレンダンさんは…大きい人です!」と率直過ぎる答えで、会場の笑いを誘った。続けて、「でも、震えるぐらい大きいわけじゃありません。二人のシーンばっかりだったんですけど、本当に素晴らしい俳優さんで、大きい方です。体だけじゃなくて、非常に奥行きの深いお芝居で、本当にやらせていただいて光栄に思いました。そして、人柄が素晴らしい方。その素晴らしさに魅了され、お芝居が出来ることが非常に光栄でした」と振り返った。
また、同日は柄本の77歳のバースデーとあり、喜寿にちなんだ紫の花束もプレゼントされた。柄本は「いろいろ本当に、気を使っていただきまして」と感謝しつつ、照れ隠しか「映画を宣伝してください!」と叫んで笑いを誘った。
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