俳優の磯村勇斗(33)と「Aぇ! group」の末澤誠也(31)がダブル主演を務める映画「mentor(メンター)」の制作が5日、発表された。公開は来年秋を予定。
監督・脚本は、吉田恵輔氏によるオリジナル作品で、誰もが“正しさ”を語りたがるこの時代に、「人は何を“信じて”生きていくのか」という本質的な問いを描くヒューマンドラマ。
企画を担うのは、数々の話題作を手がけてきた映画会社スターサンズ。磯村とは、第47回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した映画「月」(2023年公開、石井裕也監督)以来の再タッグとなる。
末澤にとっては、個人として初の映画主演であり、磯村とは初共演となる。
舞台は15年前の夏。少年の龍之介(磯村)と拓海(末澤)が花火遊びをしていた際、隣のアパートを全焼させてしまう。黒焦げの妻を抱えて現れた男・埜本(のもと)の姿を目にした瞬間、二人の人生は止まった。
罪を封じ前に進もうとする龍之介は、アーチェリーのオリンピック日本代表選考に残る強化選手として日々を過ごす。一方、罪の記憶から抜け出せない拓海は、陰鬱(いんうつ)な日々を送っていた。そんな二人の前に、再び埜本が現れる。彼は恨みを抱くどころか、驚くほどの慈愛を示し、「君はもう、充分に償ったよ」と語る。その優しさは、不気味なほどでありながら、やがて二人にとっての“mentor”(助言者・導き手)となっていく。
磯村はオファーについて、「アーチェリーという役柄にも挑戦してみたかったので、今回のお話はまさに“やってみたい”が重なった奇跡のような出会いでした」と語る。さらに「どんな化学反応が起こるのか、まだ自分でも想像がつきませんが、だからこそ その“わからなさ”を楽しみに、現場で生まれる瞬間を大切に撮影に挑みたい」と意気込みを見せた。
物語の鍵を握る“メンター”埜本役については、現時点でキャストは未発表。磯村は「とんでもない役者さん。想像をはるかに超えてくるだろう」と話しており、後日発表される。