ホラー漫画家・日野日出志　膵臓がん宣告、年明け切除へ

ホラー漫画界の重鎮として知られる日野日出志（79）が5日、自身の公式Xを更新。膵臓がんを宣告され、年明けに切除することを明かした。

日野は公式Xで「膵臓がんを宣告された」と切り出し、「幸い転移が無いので年明けに切除することになった。年内いっぱいは抗がん剤の点滴と飲み薬でがんの縮小と拡大を食い止める治療を続ける予定だ」と説明。

さらに「無茶な酒とヘビースモーカーの末路である。全ては自己責任。天命として受け入れるしかない。この歳まで生きたことを感謝しよう」と心境をつづった。

1967年にデビューした日野は、雑誌「ガロ」「少年画報」「少年サンデー」などで「蔵六の奇病」「地獄変」などの作品を発表。怪奇と叙情が融合した独自の世界観で人気を確立。ホラー漫画界の重鎮として国内外で高く評価され、作品は多くが翻訳され海外でも読まれている。現在は大阪芸術大学芸術学部キャラクター造形学科教授も務めている。