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2025年11月9日 14:21

「奇跡のバックホーム」…横田慎太郎さんの感動秘話を貴重な独自映像で振り返る

「奇跡のバックホーム」…横田慎太郎さんの感動秘話を貴重な独自映像で振り返る
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テレビ朝日は今日9日、阪神タイガースに2013年、ドラフト2位指名で入団した背番号24・横田慎太郎さんが歩んだ奇跡の人生に迫る感動のドキュメンタリー「奇跡のバックホーム〜阪神 横田慎太郎の物語〜」(午後1時55分)を放送する。

横田さんは16年に1軍デビューを果たし、プロ初ヒットを記録。攻守ともに優れ、将来を期待された若き逸材だったが、17年、脳腫瘍(しゅよう)という思いもよらぬ病に襲われた。番組では、ドラフトやキャンプ、デビュー戦でのプロ初ヒットなど現役時代のプレーをはじめ、病魔との闘いや懸命なリハビリの様子を、貴重な映像やチームメイトや関係者の証言で振り返る。さらに、永遠の別れから2年が経った今、息子・慎太郎さんへの想(おも)いがあふれる両親への独占インタビューも実施した。

18時間にも及ぶ脳腫瘍の手術で一命は取り留めたものの、横田さんを待っていたのは厳しい闘病生活だった。治療によって体重が13kgも落ち、髪の毛が大量に抜け落ちるなど壮絶なリハビリ生活でも、決して弱音を吐かなかった横田さん。

しかし視力の低下など、野球を続けることは困難で、19年に引退を決意。1096日ぶりの公式戦出場となった引退試合では、まだ視力の戻っていない横田さんがセンターから渾身(こんしん)のノーバウンド送球。この名プレーは、「奇跡のバックホーム」と称され、語り継がれることとなった。

23年7月。横田さんは脳腫瘍のため神戸市内の病院で逝去。同年、岡田彰布監督率いる阪神タイガースは、18年ぶり6度目のセ・リーグ優勝を果たした。胴上げの瞬間には24番のユニホームも一緒に空高く舞い…まさにチーム一丸となって優勝をかみしめた。

誰からも愛された横田さんの魂の物語を貴重な独自映像で振り返っていく。

なお、横田さんの闘病と家族の絆を描いた映画「栄光のバックホーム」(秋山純監督)は、28日公開。

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