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俳優の吉永小百合(80)、佐藤浩市(64)が10日、都内で行われた映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督)の大ヒット御礼舞台挨拶に登場した。
女性初のエベレスト登頂を達成し、生涯で76カ国の最高峰・最高地点の登頂に成功した登山家の故・田部井淳子さんの実話をもとにしたストーリー。吉永は主人公の多部純子を演じた。
吉永は「きっと皆さまがこの映画を見て、心に残って、これからもしっかりみんなで生きていこうって思ってくださるのではないかと切望しています」と思いを語った。
先日、阪本監督は紫綬褒章を受章。この日、吉永はお祝いのワイン、佐藤は花束を贈呈した。
吉永は阪本監督に「今回また作品をご一緒することができてとてもうれしいし、紫綬褒章をお受けになって“バンザーイ!”っていう気持ちでおります。本当におめでとうございます。これからも監督の作りたいって思うものを作りあげていっていただきたい」とメッセージ。今作で阪本作品出演は11本目となった佐藤は、「初めて会った時は、まさか勲章をもらえるような監督になるとは思いませんでした。おめでとうございます」と祝福した。
阪本監督は紫綬褒章について、「一報があったときは耳を疑ったし、恐れ多いですよ。私は崎陽軒の『シウマイ弁当』のふたの裏に付いたご飯粒みたいな存在ですから。何が言いたいかというと、個人で頂いたとは思ってなくて、仲間とみんなで頂いたご褒美だと思う」と謙虚に話し、「このタイミングでの受章の発表は、この作品への期待度もあったのかなと思う。吉永さんと浩市くんにもありがとうと言いたい」と感謝を伝えた。
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