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2025年11月12日 20:22

柴咲コウ「家族との距離って難しい」「欧米のようにラブユーって言ってハグできたら良かった」

柴咲コウ「家族との距離って難しい」「欧米のようにラブユーって言ってハグできたら良かった」
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俳優の柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかりが12日、都内で行われた、映画「兄を持ち運べるサイズに」(中野量太監督、28日公開)の舞台挨拶付きプレミア上映会に登場した。

作家・村井理子氏によるノンフィクションエッセー「兄の終い」が原作。疎遠になっていた兄の急死により、バラバラになっていた家族が集結し、兄の人生の後片付けでさまざまな事実と直面する数日間を描く。

柴咲はマイペースで自分勝手な兄に幼い頃から振り回されてきた主人公・理子、オダギリは家族を振り回す原因となるダメな兄、満島は兄の元妻・加奈子を演じた。

物語にちなみ“家族だからこそ伝えられなかったこと、聞けなかったことは?”との質問が。

柴咲は「これっていう特定のことというよりも、その時その時の素直な気持ちを聞けてないと思うし、自分も言えてなかった。内に秘めてしまう家系」と言い、家族への愛情表現についても「なんか照れくさいのもあって、『好き』『愛している』って全然言ってこなかった。でもそれって後悔になるなって思う。でも、たぶんまた同じ状況になったら恥ずかしくて言えないと思うけど。だから本当に家族との距離って難しい。シンプルだったらいいのになって。欧米のようにラブユーって言ってハグできたら良かったなって思う」と語った。

一方、オダギリも「家族だからこそ気を使っちゃう。踏み込めないものもいっぱいある。聞いておけば良かった、もっと話しておけば良かったって、それが自分にとっての後悔になっている」と告白。「でもどんな生き方をしていてもきっと後悔はすると思う。生きていくってことは後悔を背負い続けるってことなんじゃないですか」と達観していた。

そんな中、満島は「私はわりと性格が素直で、『アイラブユー』って言ってハグする家系で育った」と明かすと、柴咲は「いいな〜」とうらやましげだった。

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