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2025年11月17日 16:02

【訃報】“落語芸術協会最高齢”三遊亭圓輔さん、93歳で

【訃報】“落語芸術協会最高齢”三遊亭圓輔さん、93歳で
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落語家の三遊亭圓輔(さんゆうてい・えんすけ、本名・岡田基之=おかだ・もとゆき)さんが15日午前7時59分、心筋梗塞のため埼玉県内の病院で亡くなった。93歳だった。17日に所属の落語芸術協会が公式サイトを通じて発表した。葬儀は近親者のみで執り行われる。

同協会は、「【訃報】三遊亭圓輔」のタイトルで死去を報告。「落語芸術協会の最高齢として、最晩年まで精力的に高座に上がり続け、世代を問わず多くの人々に温かいまなざしを注いでくださった師匠。その姿勢と芸は、今も多くの演者とファンの心に深く刻まれています」と記し、「寄席定席の最後の高座は令和7年(2025年)6月15日、池袋演芸場での『長短』でした」と伝えた。

圓輔さんは1932年1月生まれ、東京都出身。58年2月、三代目桂三木助に師事し、桂木久松を襲名。59年10月、四代目三遊亭圓馬門下に移り三遊亭まつ馬、62年に二ツ目に昇進し、三遊亭圓輔となった。74年3月、真打ちに昇進。

かつてはギターの流しをしていたこともあり、歌唱力にも定評があった。艶っぽい噺(はなし)を得意とし、「三枚起請」「文違い」「お直し」などの廓噺(くるわばなし)では色気とユーモアを織り交ぜた高座が魅力だった。

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