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歌舞伎俳優の中村橋之助(29)、中村鶴松(30)らが18日、東京・台東区の浅草寺で行われた「新春浅草歌舞伎」(来年1月2日〜26日、浅草公会堂)の成功祈願・製作発表記者会見に出席した。
歌舞伎界の次代を担う若手花形俳優が大役に挑む“若手歌舞伎俳優の登竜門”として知られる恒例の公演。出演者を新たにした今年に続き座頭を務める橋之助は、「今年は挑戦だったのが、来年からは継続というフェーズに入っていく」と力を込めた。
継続を成功させるべく、「『幸せを力に』というテーマを決めた」と自ら考案したというテーマを紹介。今月10日に元乃木坂46で女優の能條愛未(31)との婚約を発表したばかりの“幸せ者”は、「(演目の)『傾城反魂香』で奥さんを鶴(鶴松)がやってくれて、二人で一つの出し物をさせていただく。中学生のときに、初役は二人でやろうと約束した思い入れの深い演目だった。このような幸せなことはない」などと明かし、「幸せな思いを胸に一生懸命につとめてまいります」と熱演を誓った。
鶴松は、「小さいころから夢を語り合ってきた仲間と一緒にできることはうれしい。僕の役が良くなければ、今後の橋之助の評判も良くないと思う」と笑い、「しっかりと支える形で、奥様より鶴松のほうが愛してくれるなと思っていただけるくらいすてきな奥さんをつとめる」と意気込んだ。
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