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2025年11月18日 20:54

綾野剛、主演映画は“珍味な作品” 完成を見て「現場では感じられなかった味わいをたくさん感じました」

綾野剛、主演映画は“珍味な作品” 完成を見て「現場では感じられなかった味わいをたくさん感じました」
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俳優の綾野剛(43)、咲耶(25)、田中麗奈(45)、荒井晴彦監督が18日、都内で行われた、映画「星と月は天の穴」(12月19日公開)の完成披露上映会舞台挨拶に登壇した。

今作は、芸術選奨文部大臣賞を受賞した吉行淳之介氏による同名小説が原作。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代の小説家・矢添克二(綾野)の日常が描かれる。

綾野は「今日という日を迎えられてうれしいです」と、これから観客に今作を見てもらうことを喜び、「この作品は目で見るというより、耳で見る映画であり、読む映画ともいえるなと。そういった作品にはなかなか出会えない、“珍味な作品”だと思うんです。試写の時に、現場では感じられなかった味わいをたくさん感じました」とアピールした。

さらに、自身が演じた役について、綾野は「おもしろい人」と紹介し、「脚本を読んだ時に、セリフに行動や表情、感情が全て書かれていたので、いかに肉体的表現でセリフを邪魔しないかってことを意識しました」と振り返った。

矢添の声は「ややラジオボイスのような、拡声器(でしゃべった声みたい)」と説明し、「声で抑揚をつけないってことを監督と相談しました」と明かした。

また、矢添のなじみの娼婦・千枝子役を演じた田中は、荒井氏の監督作は初出演で、「荒井組に入りたいと思っていたので、念願かなって、お声掛けいただいて驚きましたが、うれしかったです。緊張していましたが、剛くんは荒井組の先輩なので、先輩についていこうと思って現場に入りました」と語った。

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