俳優の高橋文哉(24)が主演声優を務める、東野圭吾氏原作のアニメーション映画『クスノキの番人』(伊藤智彦監督、2026年1月30日公開)の追加キャストが、19日に発表された。
新たに齋藤飛鳥(27)、宮世琉弥(21)、大沢たかお(57)の出演が明らかになった。
原作は、累計発行部数100万部を突破した東野氏の同名小説。物語は、理不尽な解雇や過ちによって社会から孤立した青年・直井玲斗(声:高橋文哉)が、亡き母の腹違いの姉で大企業の重役・柳澤千舟(声:天海祐希、58)から「月郷神社のクスノキの番人」という役目を託されることから始まる。番人として神社を訪れる人々と出会う中で、玲斗は“祈り”と“記憶”をめぐる不思議な出来事に巻き込まれていく。
今回発表された大沢は、クスノキに祈りを捧げる常連客で、家族に秘密を抱える佐治寿明役を担当。大沢にとっては、アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』(12年、細田守監督)以来の声優挑戦となる。
寿明の娘で、父の秘密を探る大学生・佐治優美を演じるのは齋藤飛鳥。長編アニメーション映画での声優は初挑戦となる。齋藤は「声だけで想いを届けるという表現に向き合う日々は、とても新鮮で、今の自分にとってかけがえのない時間となりました。アフレコでは、伊藤監督からさまざまなディレクションをいただきながら、少しずつ役との距離を縮めていけたように思います」とコメントした。
老舗和菓子メーカーの跡取り息子で、しぶしぶ神社に通うことになる大場壮貴を演じるのは宮世琉弥。
宮世は「作品のイメージから「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、小さなお子さんでも楽しんでいただける作品になっていると思います。誰かの記憶や気持ちが、今を生きる人へとそっと手渡されていくそのあたたかさを、スクリーンを通して感じてほしいです」と呼びかけた。
また今回、あわせてビジュアルと予告映像が公開された。
