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2025年11月19日 17:10

梶裕貴、山寺宏一ら声優たちが無断生成AIなどからの“声の保護”に賛同

梶裕貴、山寺宏一ら声優たちが無断生成AIなどからの“声の保護”に賛同
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人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のメロンパンナ役などで知られる声優のかないみかが19日、都内で行われた「一般社団法人 声の保護と多言語化協会設立記者会見」に登場した。

同協会は、声優・アーティストの声を守り、声の新たな可能性を広げることを目的に設立。声を30カ国以上の言語にすることができる最先端の多言語化技術を採用した“声の海外ビジネス”や、無断生成AIがもたらす海賊版の問題などの解決に取り組む。

会見では、かないがその場で録ったオリジナルアフレコを、かないの声で英語やフランス語などに変換する実証実験を実施。かないは「何かドキドキしますね。自分の声がどうなるのか」とソワソワ。会場に音声が流れると、「私が英語をしゃべれたらこんな感じなのかなって思ったりした」と新感覚に興味を示し、「自分の声を客観視できないんですけど、このクオリティーがどんどん上がればいいのかなって。私たちの声をこういう形で守っていただけて、権利をもってやっていただければ、AIとうまく融合したらみんなが助かることにつながるんじゃないかなと思う」と話した。

また、人気声優の梶裕貴(40)がVTRでコメントを寄せ、「この取り組み、AIと声優の新しい可能性を示す素晴らしい技術だなと感じております。より多くの方に世界中で、言葉の壁をこえて、日本の声優文化、魅力を届ける機会になると期待しています」と語った。

洋画の吹き替えでジム・キャリーやトム・ハンクスの声を担当してきた山寺宏一(64)もVTRで出演。今回のシステムを使用し、海外俳優たちの声を日本語化することも可能となることから、「そうなった場合は、オリジナルの方がAIを使って変換したものに負けないような日本語吹き替え版を作る。負けないような演技をして、日本語で楽しむ皆さんに支持していただけるようにならなきゃいけないなということも感じて、ますます気合を入れて声優の仕事を極めなきゃと思いました」と自身の思いを明かした。

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