エンタメ

2025年11月19日 22:00

漫才ブームで一世風靡も解散で「月収7万円」に…70代コンビが明かす地獄の暗黒期【徹子の部屋】

漫才ブームで一世風靡も解散で「月収7万円」に…70代コンビが明かす地獄の暗黒期【徹子の部屋】
広告
1

11月18日(火)に放送された『徹子の部屋』には漫才師のザ・ぼんちが出演し、これまでの波瀾万丈な人生を語った。

【映像】ザ・ぼんち、月収7万円のどん底だった過去 50歳での再結成に懸けた想い

今年、芸歴16年以上のコンビが出場できる漫才コンテスト『THE SECOND 2025』でベスト8入りを果たし、70代にして再び注目を集めている2人。

1980年代初頭の漫才ブームでは一世を風靡し、時代の寵児としてもてはやされた。しかし、ブームはわずか3年で終焉し、コンビの人気にも陰りが出るようになる。

里見まさとは「一気に下降線のようにブームが去っていきました。簡単に言ったら燃え尽き症候群みたいな感じで、どこに行ってもあれだけもてはやされていたのが、普通に何事もない世の中になった」と当時を振り返った。

さらに、ある舞台での観客の反応を見て解散を決意したと明かした。

「いつも僕らが出ている劇場に出た時、お客様が『この人らすごかったな。ご苦労さんやったね』という顔でご覧になっていた」(里見)

観客の反応で解散を決意
観客の反応で解散を決意

まるで“過去の人”を見るような目で見られたことがショックだったという。出番終わりに里見から「しばらく一服しよう」と切り出し、コンビ解散となったそうだ。

解散後、ぼんちおさむはドラマ『はぐれ刑事純情派』に出演するなど、俳優として活動する一方、里見は経済的に厳しい時期も経験した。

「仕事なくなるやろなと思ってたけど、こんなになくなるかというくらい。悪い時でもウン百万もらっていた月収が7万円前後に」と明かし、黒柳徹子も「そんなひどいことになったの?」と驚いた。

月7万円ほどの少ない給料で妻と2人の子どもを養わなければならず、「きつかったですね」と、どん底の日々を振り返った里見。「奥様はなんて言ってました?」と黒柳に尋ねられると、「何にも仕事のことを言わないですけど、『お金はいるよ』とだけは言われましたね」と笑いながら振り返った。

そんな暗黒期を乗り越え、2002年にぼんちと16年ぶりにコンビを組み直し、ザ・ぼんちを再結成する。

黒柳が「なんで再結成しようと思ったんですか?」と尋ねると、ぼんちは「やっぱり舞台が好きだったんですよね」としみじみ語った。

「『はぐれ刑事』に出ていたけど、テレビに顔が映ってもドラマだからすぐお客さんの反応がないんですよ。その代わり舞台は出てしゃべったらすぐウケる、ウケない、反応が分かりますから。やっぱりやりたいという思いが心の中にありましたね」(ぼんち)

“”自分
“自分たちの漫才”で再び舞台へ

再結成後は自分たちの漫才を作り直すため、必死に稽古に取り組んだ。数年後にようやく“大人になったザ・ぼんちの漫才”が出来上がり、再び仕事が増えるようになったという。

ぼんちは「お客さんに僕たちの漫才を見て笑ってもらって、『あいつらの漫才見てスッとしたわ』って言ってもらえたら、それだけで幸せ」と、漫才への変わらぬ愛を笑顔で語っていた。

そのほか番組では、2人が黒柳の前で漫才を披露。黒柳の意外な反応に2人が思わず困惑する場面も。


『徹子の部屋』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)
※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では過去回も含めて配信中!
※番組情報:『徹子の部屋
毎週月曜〜金曜 午後1:00〜午後1:30、テレビ朝日系列

広告