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神奈川・川崎市の聖マリアンナ医科大学病院で働いていた“勤務犬”モリスの魅力がつづられたノンフィクション「モリス、私を抱きしめて」が21日、青志社から発売された。
聖マリアンナ医科大学病院の動物介在療法2代目勤務犬モリスと、看護師ハンドラーの竹田志津代さん、大泉奈々さんがつづる癒やしと奇跡の物語。
モリスはスタンダード・プードルのオス。4歳から8歳まで週に2回、勤務犬として活動した。勤務犬とは、日本ではなじみのない動物介在療法を広く知ってもらえるよう名付けられた同病院独自の名称で、患者の症状や背景に沿って立てられた治療計画を動物の力を借りて患者の情緒の安定や闘病意欲の向上を図っていくためのサポート役だ。単に動物と患者の交流やアニマルセラピーにとどまるものではなく、入院患者のリハビリや緩和ケア、手術室への付き添いなどこなしてきた。
同書では、37点の写真を掲載した全232ページでモリスの活動を伝えている。
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