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俳優の筒井真理子(65)、高田万作(18)らが22日、都内で行われた、映画「もういちどみつめる」(佐藤慶紀監督)の初日舞台挨拶に登壇した。
今作は、森を舞台に、少年院を退院した若者と、生きづらさを抱えた彼のおばとの“心の触れ合い”が描かれる。筒井と高田がダブル主演し、他者とのコミュニケーションに生まれながら難を抱える典子役を筒井が、複雑な家庭環境や過去を抱える18歳の青年・ユウキ役を高田が演じた。
筒井は高田の印象について「とってもまっすぐ。違う作品も見ましたが、この子なら絶対いい作品になるなと自信を持っていました」と明かした。さらに「今の役者さんを目指す人たちの中では珍しいまなざしがあって。でも、自信があったり、揺らいでいたり、そういうところがとてもすてきだなと思いました。このまま悪い女の人に引っかからずに、すくすくと伸びていただきたいです」と言葉を送った。高田は「気を付けます」と笑いながらも「撮影中も筒井さんのお芝居に勇気をもらったし、行き詰まった時も何度も助けていただきました」と感謝した。「エネルギーのある典子というキャラクターに負けないよう、引っ張られ過ぎないように意識しました」と振り返った。
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