市川團十郎、“令和の三之助”誕生にエール「年の差を乗り越えて…」

歌舞伎俳優の市川團十郎（47）、長女の市川ぼたん（14）、長男の市川新之助（12）が22日、都内で行われた「初春大歌舞伎」（来年1月3日〜27日、東京・新橋演舞場）の取材会に出席。来年5月に三代目尾上辰之助を襲名する尾上左近（19）へエールを送った。

左近は21日に襲名を発表したばかり。これにより、新之助、尾上菊之助（11）とともに“令和の三之助”が誕生する。

尾上松緑（50）、八代目尾上菊五郎（48）とともに“平成の三之助”として活躍した團十郎は、「自分が必要とされる部分で、彼の襲名披露演目に参加できるようだったら参加したいと伝えている」とコメント。その上で、「松緑さん、菊五郎さんと私は年齢が近く、バランスの取れた世代で勉強させていただいた」と振り返り、「歌舞伎が盛り上がっているときに、年の差を乗り越えて、新しい三之助を作っていただけたら。陰ながら応援しています」と激励した。

新之助は、「年の差もあり、まだあまり関わったことがないけど、これからもっと仲を深めていって、いつか同じ舞台に立ちたい」と意気込んだ。