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2025年11月23日 16:58

若村麻由美、舞台「飛び立つ前に」に気合十分 初のおばあちゃん役

若村麻由美、舞台「飛び立つ前に」に気合十分 初のおばあちゃん役
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女優の若村麻由美(58)が23日、東京・豊島区の東京芸術劇場で行われた舞台「飛び立つ前に」(23日〜12月21日、同所)のプレスコール&取材会に出席した。

仏小説家フロリアン・ゼレール氏の傑作として知られる作品で、日本初演。演出をラディスラス・ショラー氏が担当し、現代社会の中で複雑に絡み合う“家族”の姿を描く。物語の中心となる著名な作家アンドレを橋爪功(84)、その妻・マドレーヌを若村が演じる。

劇中衣装で取材会に臨んだ若村は、「舞台の上では初のおばあちゃん役。ラストシーンが本当に美しい。楽しみにご覧いただけたら」と呼びかけた。ゼレール×ショラー作品の常連でもあり、「私としてはこのカンパニーに1作目から参加させていただいて幸せ。今作が私の最後になっても悔いのないよう演じたい」と熱演を誓った。

この作品を誰に届けたいか?の質問には、「大切な人を失ったことのある人に見ていただきたい」と回答。「個人的には昨年、母が飛び立ちました。そして今月、私の恩師・仲代達矢さんが飛び立ちました」と目を潤ませ、「今、この世にいない人たちも私たちの心に一緒にいるという温かな光を感じていただける作品」と力を込めた。

なお、取材会に出席を予定していた橋爪は、本番に向け体力を温存させたいという制作側の意向で急きょ欠席に。若村は、「アンドレは今、お昼寝をしています」と笑った。

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