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俳優の岡本圭人(32)が23日、東京・豊島区の東京芸術劇場で行われた舞台「飛び立つ前に」(23日〜12月21日、同所)のプレスコール&取材会に出席した。
仏小説家フロリアン・ゼレール氏の傑作として知られる作品で、日本初演。演出をラディスラス・ショラー氏が担当し、現代社会の中で複雑に絡み合う“家族”の姿を描く。
ゼレール×ショラー作品3度目の出演となり、「一度目が自分の初舞台『Le Fils 息子』だった。ラッド(ショラー氏)の演出で、やっと俳優になれた感覚がある」と感謝。同作の再演では紀伊國屋演劇賞個人賞も受賞しており、「ラッドの演出で自分の人生が変わった。今回は、素晴らしいチームのみんなで(劇場に)来ているお客様の人生を変えられたら」と意気込んだ。
同作では女優の若村麻由美(58)が初めておばあちゃん役を務める。岡本は稽古時を振り返り、「ふと若村さんに『老けましたね』って言っちゃった。良い意味で、仕上がってきているという思いだったけど、すごく失礼なことを言ったんじゃないか…」と反省。これに若村は「覚えてないです」と笑い飛ばしていた。
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