映画「国宝」が邦画実写歴代1位に　22年ぶり記録塗り替え

俳優の吉沢亮（31）が主演を務める映画「国宝」（李相日監督）の興行収入が173.7億円を突破し、歴代興収ランキングで邦画実写1位となった。25日に東宝が発表した。

作家・吉田修一氏の同名小説を原作に、李監督が実写化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。

6月6日の封切りから今月24日までの公開172日間で、観客動員数1231万1553人、興行収入173億7739万4500円を突破した。興収ランキング（※興行通信社調べ）では、2003年公開の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」（173.5億円）を超え、邦画実写歴代第1位に。22年間打ち破られることのなかった記録を塗り替え、日本映画において新たな金字塔を打ち立てる、歴史的快挙を達成した。