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2025年11月25日 16:13

坂東玉三郎、歌舞伎役者として大切にしていることは「生きてきた時間と空間、何を感じてきたか…」

坂東玉三郎、歌舞伎役者として大切にしていることは「生きてきた時間と空間、何を感じてきたか…」
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歌舞伎俳優の坂東玉三郎(75)が25日、都内で行われた、第22回「タニタ健康大賞」贈賞式に登壇した。

「タニタ健康大賞」とは、健康総合企業として、健康に関するさまざまな活動を行う同社が、日本人の健康づくりに貢献した個人や団体を顕彰するもので、今回は、玉三郎が受賞した。

玉三郎は、1957年の初舞台以来、世を代表する女形の歌舞伎俳優として第一線で活躍してきた。「女形で大切にしている表現や感情」を聞かれると、「どんな役をやっても今まで生きてきた時間と空間、何を感じてきたかが役を通してお客さんに見えていくと思うんです。それを一つずつ大切にして生きていく」と持論を語り、「女形として昔からある基本的な作法とか、そういうのを大事にしてきたつもりです」とこれまでの活動を振り返った。

歌舞伎の魅力は“華やかさ”だと言い、「体が健康で、最大の力を出せることから華やかさが生まれてくると思います」と明かした。

若者へのメッセージを求められると、「パソコンや携帯で全てが見られる時代になりましたが、人生においても、舞台生活においても、学ぶっていうことは現実の中に入って学んでいく(ことが大事)。あるいは自然を見る、人と会うことを大事にして学んでいってもらえたらなと思います」と思いを伝えた。

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