シンガー・ソングライターでミュージカル音楽作家としても活躍するアンジェラ・アキが26日、ニューシングル「Floating Planets」を配信リリースした。あわせて、約14年ぶりとなるニューアルバム「Shadow Work」を2026年2月にリリースすることを発表した。
先行シングル「Floating Planets」は、幸せと終わりを同時に感じてしまうような、切なくも複雑な恋の物語を描いたラブソング。
アンジェラは「幸せという気持ちと、終わりの悲しみが隣り合わせにあって、白と黒だけではない、本当にグレーのグラデーションのような感情がいくつもある、そのグラデーションを描いたリアリティーのあるラブソングを作りたいと思った」と語る。 「きっとこの関係は続かないかもしれない」と感じながらも、今この瞬間の幸福と苦しみを同時に抱える“揺れ動く心”をリアルに表現したという。
アルバムタイトル「Shadow Work」は、心理カウンセリングの一つで、自分の心の“影”や“闇”を見つめ、受け入れていく自己理解のプロセスを指す。アンジェラは2020年からこの「シャドーワーク」に取り組み、その過程を音楽として形にすることを決意。約3年の歳月をかけて完成させ、何物にもとらわれず、恐れずに、自分の経験と表現を追求したリアリティーのあるアルバムとなった。
また、新曲「Floating Planets」については、「4年前に17年間一緒に過ごしてきた人と離婚をして、40代で独りになってから一つの恋愛をした。そこで経験したことを描いたのがこの作品」と明かす。
さらに「今の自分の年齢の恋愛や気持ちをリアルに描写していると思う。28歳でも38歳の時でも書けなかった。58歳でも書けないと思う。もうここにしかないリアル、リアリティのある曲だと思います」と語った。
