過去のコンプライアンス上の問題が複数確認されたとして、今年6月に日本テレビの番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板し、解散となったグループTOKIOに所属していたタレントの国分太一氏(51)が26日、都内で会見を行った。その中で、日テレから同番組の降板を告げられた際のやり取りの詳細を明かした。
国分氏によると、日テレから制作局長と番組プロデューサーが変わるため挨拶したいという連絡があったとし、「制作局長の方と少し会話をしたあとに、『コンプライアンスについて2、3、伺いたいことがある』というふうに言われ、コンプライアンス局の方、それから弁護士の方が現れ、そこで突然の聞き取りが始まりました。その聞き取り後、執行役員の方が来られ、そこで降板を告げられました」と話した。
ある種“だまし討ち”のような形でスタートした聞き取り。当時の心境については、「突然の聞き取りということもあり、かなり動揺し、緊張して何が始まるんだろうという気持ち。とても冷静ではなかった」とし、「それでもなんとかこのような状況をしっかりと受け止めなければいけないと思い、スマホの録音機能を回しましたが、その行為が弁護士の方に見つかり、削除するように言われました。『プライバシーを守るためなのでご了解を得たい』ということで、その場で削除することしかできませんでした」と振り返った。
日テレ側からノートとペンを渡されたというが、「突然の聞き取りで緊張、それから不安、いろいろあり、手が震えて何も書けなかったことを覚えています」と語り、「そして、執行役員の方からその場で降板を告げられました。そんなことがあるなんてというのはもう頭の中に全くなかったので、真っ白になってしまい、『番組はどうなるんだろう』『メンバーに大変迷惑をかけた』『他のテレビ局の皆さん、スポンサーの皆さんにどうしたらいいんだろう』という気持ちになり、その場で『本当に申し訳ございませんでした』と、その言葉を言うのが精いっぱいでした」と説明した。
