中村獅童、人力車大好きな子どもたちには内緒「この報道は見せないようにしますね」

歌舞伎俳優の中村獅童（53）が2日、都内で行われた「人力車お披露目・試乗会」に登場した。

歌舞伎座「十二月大歌舞伎」（4日〜26日）の第1部「超歌舞伎Powered by IOWN『世界花結詞（せかいのはなむすぶことのは）』」のキービジュアルがラッピングされた人力車が、期間限定で歌舞伎座を拠点に銀座の街を走行する。人力車にはAI同時通訳「ポケトーク」が搭載される。

同演目で主演する獅童は、人力車について「いろいろなところを走るわけですから、我々にとってもいい宣伝になると思う。外国の方も人力車に乗るのを楽しみにしている方が多いみたいなので、外国の皆さんにもぜひ超歌舞伎を見ていただきたい」と相乗効果を期待した。

超歌舞伎は、古典歌舞伎とNTTの技術をはじめとした最新のテクノロジーを融合させたもので、誕生から10年を迎える。

獅童は「まさか10年続くと思ってなかった」と心境を明かし、バーチャルシンガー・初音ミクとの共演については「10年（一緒に）やってますからね。あうんの呼吸ですよ」と自信たっぷりだった。

この日は、実際に人力車に乗ってフォトセッション。息子の陽喜、夏幹は人力車が大好きだといい、「子どもも呼べば良かったかな」とポツリ。「今日、子どもたちより早く家を出る時に、『パパ、どこ行くの？』って言われちゃった。子どもたちがこれ（報道）を見たら、『いいな、乗りたかったな』って言うかもしれないので、この報道は見せないようにしますね」とユーモラスに話した。