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2025年12月3日 15:01

是枝裕和監督が藤本タツキ氏の「ルックバック」を実写化!漫画・アニメともに話題の作品を「やらないわけには」

是枝裕和監督が藤本タツキ氏の「ルックバック」を実写化!漫画・アニメともに話題の作品を「やらないわけには」
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藤本タツキ氏の漫画「ルックバック」が実写映画化され、2026年に公開されることが3日、発表された。

藤本氏の代表作は漫画「チェンソーマン」で、劇場アニメ化された「レゼ篇」が大ヒット公開中。藤本タツキ作品が実写化されるのは初めて。

実写化のメガホンをとるのは、是枝裕和監督。2018年に「万引き家族」でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いている。偶然立ち寄った書店で原作本を購入したことから、この物語に魅了されていたという。

是枝監督は「きっと藤本タツキさんはこの作品を描かないと先に進めなかったのだろうなと、そんな気持ちが痛いほど伝わってきました」と語っている。

是枝監督にそう言わしめた「ルックバック」は、漫画家を目指す少女二人のひたむきな姿を追う青春物語。夢に向かって歩む若者の憧れや挫折、そこからの再起を描き、藤本氏こん身の作品として評価されている。クリエーターだけでなく、作品に触れた人の心を震わせてきた。

プロデューサーの誘いがあり、藤本氏に会った是枝監督は帰り道に「やらないわけにはいかない」と覚悟を決めたという。

原作は2021年に「少年ジャンプ+」で公開されるや、SNSを中心に漫画ファンや著名クリエーターの間で話題となった。読み切り作品(単行本は全1巻)にして、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位を獲得している。

2024年には、押山清高監督の熱量高い映像で劇場アニメ化。上映時間わずか58分、監督自身で原画の大半を担うという異色作だった。主人公・藤野を務めた河合優実の声の演技も話題に。口コミが広がり、大ヒットとなった上、第48回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞にも輝いた。

今回の実写化発表にあたって、ティザービジュアル2点も公開された。

原作者の藤本氏は「是枝監督がルックバックを撮ってくれるなら僕はもう何も言うことはないです。楽しみにしています!」とコメントを寄せている。

実写化作品の撮影はすでに終了し、現在は編集作業に入っているという。

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