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女優の倍賞千恵子（84）木村拓哉（53）蒼井優（40）らが3日、都内で行われた、映画「TOKYOタクシー」（山田洋次監督）の大ヒット御礼舞台挨拶に出席した。
日本でもヒットした仏映画「パリタクシー」が原作。さえない日々を過ごす個人タクシーの運転手（木村）が、人生の終活に向かうマダム（倍賞）を東京・柴又から神奈川の葉山にある施設まで送る道中での出来事を描いた感動のヒューマンドラマ。
山田監督は公開後の反響について聞かれ、「公開翌日に僕の家のポストに黄色いカードが入っていて、見たらパトロールのおまわりさんからの『パトロールに何時に来ました』というメモで。最後の欄に小さな字で『昨日、新宿でTOKYOタクシーを見てきました。とても良い映画でした。監督さんありがとうございました』と書いてあった。とてもうれしくてね〜」と紹介。「急におまわりさんが身近な人に思えてきてうれしかった。派出所に行ってお礼も言いに行って。（本人は）いなかったんですけど」と明かし、「その後、また黄色いカードが入って『先日はわざわざありがとうございます』と。本人の顔は見ていないけど黄色いカードを通しておまわりさんとの交流が始まったから、これは“幸福の黄色いカード”と言うべきかな」と自身の代表作「幸福の黄色いハンカチ」にかけ、うれしそうに話していた。
そんな山田監督との撮影を心待ちにしていたという蒼井は「久しぶりに山田組に参加できて、改めてなんて幸せな経験、時間を過ごさせていただいているんだと思いました」と感謝。裏話として「山田組といえば、劇団・山田組。スタッフさんがたくさんエキストラでも（撮影に）参加されるんですけど、山田組のスタッフさんのお芝居のうまさは尋常じゃないといつも思う」と明かした。
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