歌手で俳優の鈴木愛理(31)が、単独初主演を務める映画『ただいまって言える場所』(塚本連平監督、2026年1月23日公開)で主題歌も担当することが4日、発表された。
主演と主題歌のダブル担当は自身初となる。ピアニストの清塚信也と初めてタッグを組み、作品の世界観を音楽で彩る。
鈴木が演じるのは、親元を離れられない“子供部屋おばさん”の中学教師・えりこ。表向きは優等生ながら学校に通えない不登校の少女・千花(川口真奈、18)とSNSを通じてつながり、それぞれが「自分の居場所」を探していく姿を描く。現代社会で生きづらさを抱える人々を、ユーモアと涙で紡いだヒューマン・ドラマ。
えりこの母親役を大塚寧々、千花の母親役を伊藤歩が演じることも発表されており、世代や立場の異なる女性たちが、家族や絆の意味を見つめ直していく姿が描かれる。
主題歌「ただいまの魔法」は、鈴木が作詞・歌唱を担当し、清塚が作曲・編曲を手がけた。これまでの活動を通じて築いた信頼関係から生まれた初の共作で、映画の物語や登場人物の心情に寄り添う一曲となっている。公開された予告編では、楽曲が印象的に流れ、作品の余韻をより鮮やかに彩っている。
鈴木は主題歌について、「ただいまと言える場所と聞いて思い浮かぶ場所や人物は人それぞれだと思います。親、兄弟、恋人、友達、恩師。誰かにもらったいつかの言葉を大切に前に進んできた方もいると思います。まだその場所を見つけられてない人もいるかもしれません。今日を大切に生きてるひとりひとりに、おかえり、頑張ったね、って言ってあげられるような曲を作りました」とコメント。「少しずつ、自分らしく笑っていられますように」と願いを込めた。
今回の発表では、メインビジュアルと共演者として山中崇、六角慎司、吉田ウーロン太、高山璃子、桜まゆみ、酒井敏也、尾美としのりの出演も明らかになった。
