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2025年12月5日 05:00

綾瀬はるか主演「人はなぜラブレターを書くのか」 実話から生まれた愛の物語を映画化

綾瀬はるか主演「人はなぜラブレターを書くのか」 実話から生まれた愛の物語を映画化
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俳優の綾瀬はるか(40)が主演を務める映画「人はなぜラブレターを書くのか」(石井裕也監督、2026年4月17日公開)が製作されることが発表された。

実際に起きた鉄道事故を題材に、“時を超えて届く手紙”をめぐる感動のラブストーリーを描く。

物語の背景となるのは、2000年に営団地下鉄日比谷線で発生した脱線事故。恵比寿駅から中目黒駅に入線しようとしていた列車がカーブで脱線し、対向列車と衝突。

この事故で亡くなった青年に宛てた1通のラブレターが、20年以上の時を経て奇跡を起こす。そんな実話に心を動かされた石井監督が、脚本・編集も手がけるオリジナル作品。

物語は、郊外で定食屋を営む寺田ナズナ(綾瀬はるか)が、とある青年に手紙を書きはじめるところから始まる。24年前、17歳のナズナ(當真あみ=19)は、毎朝同じ電車で見かける高校生・富久信介(細田佳央太=23)にひそかな思いを寄せていた。一方の信介は、進学校に通いながらボクシングに打ち込み、プロボクサーを目指していた。そんな二人に運命の日、2000年3月8日が訪れる。

時は流れ2024年。ナズナから届いた手紙を受け取ったのは、信介の父・富久隆治(佐藤浩市=64)。手紙の中には、亡き息子の生きた証が刻まれていた。知らなかった信介の一面を知った隆治は、やがてナズナに宛てて返事を書きはじめる。愛する者を失いながらも生き続けてきた二人の“手紙の往復”を通して、24年前の真実とナズナが手紙を書いた理由が明らかになっていく。

またキャストには、信介が通うボクシングジムの先輩で、実在する元WBC世界スーパーフライ級王者・川嶋勝重を演じるのは菅田将暉(32)。菅田にとっては7年ぶりのボクサー役となる。

そして、ナズナの夫・寺田浩一を演じるのは妻夫木聡(44)。綾瀬とは2008年の映画『ザ・マジックアワー』以来の共演で、今回が初の夫婦役となる。

綾瀬は作品について、「脚本を読んだ時に涙が止まらなくて、心が揺さぶられました」とコメント。さらに、「生きたい、もっと見ていたい、家族を愛して、家族に愛されて生きてきた証のような思いの中で、初恋の人に24年越しのラブレターを書いたのかもしれません」と、役への思いを語った。

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