【訃報】演歌歌手・白根一男さんが89歳で

演歌歌手の白根一男（本名：小池正一）さんが、10月10日午後11時59分に、喀痰（かくたん）による気道閉塞（へいそく）のため、埼玉県の自宅で亡くなっていたことが分かった。89歳だった。8日までに、日本歌手協会が発表した。

白根さんは、栃木県出身。高校在学中だった1952年に、テイチクレコードの新人コンテストで第1位となり、学生服を衣装に翌53年3月、「夜霧の酒場」でレコードデビュー。55年には故・市川雷蔵さん主演の大映映画主題歌「次男坊鴉」、続く「花の渡り鳥」でその名を上げた。57年に、「NHK紅白歌合戦」初出場し、59年には東芝レコードに移籍した。97年から2002年まで、同協会の理事、常任理事を務め、同協会主催の「歌謡祭」にも22年まで元気に出場していたという。

※資料写真は、2004年に「東芝EMI演歌まつり」に出演した際のもの