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歌舞伎俳優の大谷廣松(32)、中村福之助(28)、中村虎之介(27)、中村鷹之資(26)が9日、東京・歌舞伎座で、「初春大歌舞伎」(東京・新橋演舞場、来年1月3日〜27日)の取材会を行った。
歌舞伎俳優の市川團十郎(48)が正月の新橋演舞場公演に出演し16回目となる今回は、「熊谷陣屋」「矢の根」「児雷也豪傑譚話」「春興鏡獅子」などの演目を予定している。4人は、それぞれ初役で大役に挑む。
福之助は先月11日に、体調不良のため入院していることを報告し、複数の公演を休演した。この日は久しぶりの公の場となり、体調について聞かれると、「昨日退院しての今日で、ぼちぼちなんですけど、1月までまだ期間があるので、体調を戻して…。11月も1カ月も休んで迷惑をかけてしまったので…。父親が『焦らずに、ずっと突っ走ってきたから、いい休養だと思って来年以降につなげてくれ』って言ってくれたので、1月に向けて頑張りたいです」と明かした。
しかし、体調不良の詳細については「ご想像にお任せしますが、ちょっと言えないです…」と明言を避け、「本当に体調不良なんですよ。元気そうなんですけど…すみません。今は1月に向けて復帰するってところで、頑張ってます」と話した。
福之助は本公演の昼の部「鳴神」で、鷹之資とダブルキャストで鳴神上人を務める。「(兄の中村)橋之助が先にやると思っていた役です。この役は(枠に)おさまらないってことを意識しつつ、クオリティーにこだわって頑張りたいです」と語った。
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