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パーキンソン病を公表した歌手の美川憲一(79)が10日、都内で会見を行い、今年中にやりたいこととして、遺言書の制作を挙げた。
美川は9月13日にインスタグラムで「最近めまい等があり検査しましたら、洞不全症候群と解りました」と発表し、ペースメーカーを埋め込む手術を受けた。
術後の経過は順調だったが、リハビリの際に違和感から再度精密検査を受け、先月13日にパーキンソン病が判明したことを公表していた。
年末も差し迫り、今年中にやっておきたいことを問われると、「最近ね、遺言とか書いたことないんですけど、書いておいた方がいいなって思うようになりました。死んだ花は咲かないっていう気持ちだったけど、やっぱり死と言うものを背中合わせで感じて、死は必ず訪れるんだから、遺言くらいは書いておかないと」と回答。「私一人だから持って行かれるなって。あの宝石、誰が持って行くのか。だからしっかり書いておきます」とユーモアたっぷりに語って笑わせた。
体形がほっそりとしし、足取りが多少おぼつかないものの、口調はすでに回復している様子。美川といえば、世の中のあれこれをぶった切る“ご意見番”としても貴重な存在だが、「今日はちょっとね。話したいけど、話せないわ」と意味深にニヤリ。
退場時には「たくさんの皆さんに来ていただいて、本当に感謝申し上げます」と言うと、「また来てね」とおなじみの口調で会見を締めた。
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