解散したロックバンド・HOUND DOGのメンバーだったキーボードの蓑輪単志と、ベーシストの鮫島秀樹が、前千葉県知事で俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるFM NACK5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」に出演する。
「ラジオ出演というと、これまで深夜ばかり。早朝は初めてなので心が洗われる気分です」と言う蓑輪に「これからは朝でもふさわしい活動をしていきたい」と鮫島は苦笑いしていた。
二人は、80年代から2000年代にかけてHOUND DOGの中心メンバーとして活躍。中でも蓑輪の作曲した「ff(フォルティシモ)」や「AMBITIOUS」「ONLY LOVE」、さらに「BRIDGE〜あの橋をわたるとき」は大ヒットし、国民的バンドへと押し上げた。
森田は「僕は歌も歌っていたけど、基本は俳優。活動の場は違っていたけどバンドの人気は知っていた」と言うと、蓑輪は「ヒットを出すまでが大変で、一時はレコード会社(CBS・ソニー=現ソニー・ミュージックエンタテインメント)から、契約を見直すとまで言われました」と振り返った。
当初、鮫島は世良公則が率いるツイストに参加していた。ツイストに参加してわずか1カ月足らずで歌番組「夜のヒットスタジオ」に出演したという。「最初は断ったのですが、最終的に決めたのは、東京に行きたい、『夜ヒット』に出演できるということだったように思いますね」と話した。
一方、HOUND DOGへの加入については、ツイストを離れ、個人で活動している時に蓑輪から誘われたことがキッカケだったと明かした。
また、蓑輪は12月17日が66歳の誕生日であることにも触れ、当日は「蓑輪単志と猟犬達の宴 福岡冬の陣 蓑輪単志生誕祭」と題したライブ・イベントを開催するという。「福岡の中洲(Gate’s7)で盛大に行うことになりました。当日はたくさんの人が駆けつけてくれると思う」。
今回の番組出演について鮫島は「過去の出来事はもちろん、思い出などをラジオで語るなど、過去にはほとんどなかったので新鮮な感じで出演できた」と語っていた。
番組は14日、21日に放送。
