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落語家の桂文枝(82)が12日、都内で「桂文枝 新春特撰落語会2026」の取材会を行った。
今回で21年目を迎える毎年恒例の公演で、文枝が情熱を注ぎ込み世に送り出した340作を超える創作落語の中から、“三枝”時代(1980年代から2000年代初頭)の代表作を披露する。
文枝は「いつもは新しいネタをするんですけど、今回は今までの三枝時代の中でも喜んでいただいたものを選ばせてもらいました。4回公演、一生懸命頑張らせていただきます」とアピールした。
新しいネタではなく、過去のものを披露することについては「新しいネタで充分できるんですけど、(過去に披露した)『赤トンボ』とかはネットとかで100万回以上再生回数があるので、皆さんが聞き逃したネタを聞きたいって方が多かったので」と説明した。
普段の主な活動拠点は大阪で、同公演は東京での開催。東京での楽しみを聞かれると、考え込んだ末、「ないです」と答え、笑わせた。「東京は本当に知らないんです。東京で落語会があったらすぐに弟子と打ち上げして帰っている。本当は何日間かいて、お芝居を見たりいろんなことをやってみたいですけど、わりとタイトなので…」と悲しそうにしながらも、「行きたいところってそんなにないというか、知らない。東京でいい所があったら教えてください」と呼びかけた。
同公演は、来年1月10日、11日に東京・有楽町朝日ホールで行われる。
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