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2025年12月13日 10:33

【訃報】「クライマーズ・ハイ」の映画監督・原田眞人さんが76歳で

【訃報】「クライマーズ・ハイ」の映画監督・原田眞人さんが76歳で
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映画監督、脚本家、小説家、俳優としても活躍した映画監督の原田眞人(はらだ・まさと)さんが8日午前0時39分、都内の病院で亡くなった。76歳だった。故人の遺志により、葬儀は近親者のみで行う予定。喪主は妻・瑞穂さん。後日、「お別れの会」が開催される予定。

原田さんは3浪後、大学進学を断念し、1973年からロスに居住。ハリウッドで皿洗いしながら映画にのめりこんだ青春時代を送った。映画誌に寄稿し、映画祭を求めてヨーロッパをさすらい、23歳までに見た映画がざっと4000本だとされる。

79年自伝的要素の濃い「さらば映画の友よ・インディアンサマー」で初監督。95年、「KAMIKAZE TAXI」でヴァレンシエンヌ冒険映画祭準グランプリ・最優秀監督賞を受賞するなど海外で高い評価を得た。97年援助交際する少女を描いた映画「バウンス ko GALS」でブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。99年「金融腐蝕列島 呪縛」、2002年「突入せよ!『あさま山荘』事件」などの社会派ドラマで一気にその実力を開花させた。

ほかに監督作品として「さらば愛しき人よ」「ガンヘッド」「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」「駆込み女と駆出し男」「日本のいちばん長い日」「検察側の罪人」「関ケ原」」などがある。「クライマーズ・ハイ」では日本アカデミー賞10部門を受賞した。

俳優としても03年、トム・クルーズ主演・製作のハリウッド映画「ラスト・サムライ」に出演した。

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