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俳優の芦田愛菜(21)、岡田将生(36)、細田守監督が16日、都内で行われた、アニメ映画「果てしなきスカーレット」の公開御礼舞台挨拶に登壇した。
「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」などで知られる細田監督の最新作。主人公の王女・スカーレットが父の復讐(ふくしゅう)に失敗するも“死者の国”で再び宿敵に復讐を果たそうとする物語。芦田は主人公のスカーレット、岡田は現代の日本から来た看護師・聖の声を担当している。
今作の注目ポイントやおすすめシーンを聞かれると、芦田は「スカーレットが聖に打ち解けていく、聖からの優しさを受け入れられるようになっていく姿が描かれていて。(スカーレットは)最初は突っぱねていたのに、『ありがとう』って言えるようになったり、相手のことを心配できるようになったり、感謝の気持ちをだんだん伝えられるぐらい変わっていくところが印象的でした。スカーレットの心の動きも見ていただけたらと思います」とアピールした。
一方、岡田は「スカーレットへの思いや愛が少しずつあふれてくるところは、僕自身声を当てながらどんどん感情が高ぶってくる時がありました」と振り返り、「スカーレットと聖の関係性に、改めて注目していただきたいです」と呼びかけた。
細田監督も「心の変化がこの映画の大事なところ。復讐から始まった物語だけど、スカーレットが聖と出会うことによって、復讐のまま人生を過ごしていいのか?もっと別の生き方があるんじゃないか?って気付くところがこの映画の大きなポイント」と紹介し、「芦田さんも岡田くんもそれを非常にうまく表現してくださった」と評した。
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