俳優の山下智久（40）が主演を務める映画「正直不動産」が、2026年5月15日に公開されることが17日、発表された。人気ドラマの劇場版となる本作では、シリーズでおなじみのキャストが再び集結する。
ドラマ「正直不動産」は2022年に放送が始まり、働く人々に活力を与える痛快ビジネスコメディとして注目を集めた。原作は小学館「ビッグコミック」で連載中の同名漫画（漫画・大谷アキラ氏、原案・夏原武氏、脚本・水野光博氏）で、累計発行部数は390万部を突破。漫画『クロサギ』シリーズのルポライターで漫画原作者の夏原武氏が原案を手がけ、客と業者の情報格差や不動産業界の闇を鋭く描く社会派作品として支持を得ている。
映画では、山下演じる“嘘がつけなくなった”不動産営業マン永瀬財地と、福原遥演じる後輩社員・月下咲良が、正直さと誠実さだけを武器に業界の荒波に立ち向かう姿を描く。家を売る人と求める人の双方に寄り添いながら、現代の不動産業界の裏側を痛快に皮肉るストーリーが展開される。
今回新たに、ドラマ版で人気を博したレギュラーメンバー10人の出演も発表された。
永瀬の元ライバルで不動産ブローカーの桐山貴久役に市原隼人。ミネルヴァ不動産・立川店店長でカリスマ営業マンの神木涼真役にディーン・フジオカ。そのほか、見上愛、倉科カナ、高橋克典、泉里香、松本若菜、大地真央、長谷川忍、草刈正雄、シリーズを支えてきた面々が続投する。
さらに、ティザービジュアルと特報映像も公開された。映像では、壮大な砂漠でスーツ姿の永瀬が巨大な竜巻を前に叫ぶ衝撃的なシーンが初披露。「お姉ちゃんたちとパーリーピーポーしてたのに！」と正直すぎる感情を爆発させた永瀬が、美波（泉）からビンタを受ける様子も収められている。舞台はテキサス。嘘をつこうとすると風が吹き、本当のことしか言えなくなる永瀬だが、劇場版ではその“風”もスケールアップし、荒野に立ち上る竜巻として描かれている。