俳優の舘ひろし(75)が主演を務める映画「免許返納!」(2026年6月19日公開)のティザービジュアルと特報映像が17日に公開された。1994年公開の「免許がない!」から約30年。舘が演じる伝説のキャラクター、南条弘が“70歳の映画スター”として帰ってくる。
南条弘は、古希を迎えても人気の衰えない名優。芸術映画で受賞を重ねながらアクションへの情熱も健在で、シニア世代のロールモデルとして注目を集めている。物語は、南条が俳優仲間のバイク事故について軽くコメントしたことがきっかけで動き出す。その発言だけが切り取られ、世間では「南条最高!」という称賛が独り歩き。さらに誤解が広がり、「では、南条さんはいつ免許を返納するのか」という議論へ発展してしまう。意図せぬ騒動に巻き込まれ、南条は人生最大の窮地に追い込まれていく。
監督は映画「俺物語!!」や「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」などで知られる河合勇人氏。脚本は「永遠の0」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞など数多くの感動作を手掛けた林民夫氏が担当する。
公開されたティザービジュアルには「乗ってく!?」のキャッチコピーとともに、サングラスとタキシードで決めた南条の姿が登場。背後には彼の象徴でもある赤いフェラーリ…と思いきや、まさかのキッズトイというユーモアたっぷりの構図が採用されている。
また特報映像では「2026年、日本一のダンディーが帰ってくる」というインパクトのあるテロップで幕開け。舘の代表作「あぶない刑事」を思わせるシーンも散りばめられ、ハーレーにまたがりショットガンを構える南条、港の倉庫街を疾走するレパードが映し出され、ファンサービス満点の仕上がりとなっている。
30年ぶりに南条弘を演じる舘は、「今、同じ“免許”をめぐる物語が、今度は『免許返納!?』という形で巡ってきました。これは、私の俳優として歩んできた人生を象徴しているかのようで、運命めいたものを感じました」と思いを語った。
