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「仙台の皆さん、とうとう私も70になってしまいました」。
フォークシンガーの松山千春が17日、古希を迎えて最初のコンサートを宮城・仙台サンプラザホールで行った。会場は立ち見も出るほどの盛り上がりで「千春コール」が巻き起こり、2200人が千春の歌と軽妙なトークで盛り上がった。
千春は12月16日に70歳の誕生日を迎えた。その日に仙台入りする予定だったという。
ところが、コンサートでは開口一番、札幌・千歳空港で仙台行きの飛行機が欠航したネタで始まった。「びっくりしたな。午後の3時半の飛行機に搭乗しようとしたら、それが欠航になったんだよ。お前ら、誕生日の日に乗ろうとしていた飛行機が欠航だぞ、いや、まいったな」と言うと、さらに「その後の飛行機が6時50分だとかなんだよ。2時過ぎに空港に来て、それはないよな。で、福島空港に行く便とか探したが、ちょうどいい便がなくて、結局は岩手の花巻空港が一番早いと言うことでそれに搭乗して、その後、新花巻から新幹線で仙台に入った」と明かした。
千春が仙台に入ったのは午後7時過ぎだったという。コンサートでは「どんなことがあっても、一刻も早く仙台に入りたかった」と言うと会場からは大きな拍手が巻き起こった。「こんなに応援してもらえるのだから、頑張ってきて仙台に入ってよかった」などと語った。
公演はオープニング曲「I LOVE YOU」で幕を開け、「銀の雨」「時のいたずら」のほか、「我家」「長い夜」「大空と大地の中で」など17曲を歌い上げた。
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