エンタメ

ABEMA TIMES

2025年12月20日 18:00

なぜ「はんにゃ.」川島は寿司職人になったのか? 2万5000円のコースを握る姿に密着

なぜ「はんにゃ.」川島は寿司職人になったのか? 2万5000円のコースを握る姿に密着
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 お笑いコンビ「はんにゃ.」の川島章良は今年から紹介制の寿司屋で、客前で寿司を握っている。そんな川島の“転身”の理由と1日に『ABEMA エンタメ』の密着企画「NO MAKE」が迫った。

【映像】「はんにゃ.」川島が握る2万5000円の寿司

 東京・恵比寿にある高級寿司店「すし さとる」。ミシュランガイドにも掲載されているこの店に立つのが、お笑いコンビ「はんにゃ.」の川島章良だ。

川島「(営業は)月・火だけ。週に2回。『鮨 川しま』は間借りしてやらせてもらっている」

 9月からこの店を週2日借りて「鮨 川しま」を営業している。現在は一般予約を受け付けておらず、紹介制のみとなっている。

━━お寿司の技術はどうやって学んだんですか?

川島「ここ(すし さとる)の大将に教えてもらいました。握り方から、さばき方から。僕の親父の実家が祇園で懐石料理屋をやっていたので料理人の血が入っているんです」

 魚介類は「すし さとる」が仕入れたものを使用するが、仕込みは自ら行っているそうだ。

━━隠し包丁を入れると、どう変化するんですか?

川島「食べやすくもなるし、握りやすくもなります」

━━仕込みなどのこだわりは?

川島「出汁を意識しています。昆布で出汁を取っているんですよ」

 自慢の出汁は昆布の王様「羅臼昆布」を使い長時間水出しすることで雑味のない旨味が引き出せるという。

 なぜ寿司店を始めたのか?

川島「お寿司屋さんはお客さんと対面できるんです。そこは芸人の方が向いているって聞いて。僕は芸歴21年でおしゃべりは苦手なんですけど…」

 お客さんとの会話を楽しみたい…そんな川島が店を始めたのは9月。私生活では、この2カ月前に離婚している。

━━寿司屋を始めたのは、離婚も関係していますか?

川島「まあ…家に帰っても誰もいない。離婚してなかったらすぐ帰って、ちょっとでも時間があったら家族と遊びたいとかあったんですけど、自分の時間ができちゃったんで…転機だったのかもしれないですね」

中川パラダイス「もう寿司屋の恰幅だよね」

「はんにゃ.」川島

 午後5時30分「鮨 川しま」が開店。

 メニューは「お任せ」のみの「鮨 川しま」。1品目は…

川島「ナスの揚げ浸し。珍しいですよね、『ナススタート』なんて。素揚げして、その後に出汁に浸けているんです。1時間半ぐらい」

客「煮てから浸けてるんですか?」

川島「そうです。煮浸しのやり方と一緒です」

客「美味しい」

 2品目は、コーヒーのサイフォンを使い昆布出汁に桜エビの旨みと風味を抽出したこだわりの一品。

川島「本当に桜エビと羅臼昆布だけなので、塩も入ってないんですけど、味がしっかりしているので」

 一品一品、説明を加えながら料理を提供していく。その後も、川島が握った寿司が振る舞われる。

川島「(シャリに付いているのは)柚子の皮です。食べた後に柚子が鼻に抜ける。さっきよりシャリは温かくしている。マグロは、ちょっと温かくした方が美味しい」

 全17品のお任せコース。そのお値段は2万5000円(税込)。

客A「こんなに本格的にやっているイメージが全くなかった」

客B「こんな一面もあるのか。その腕っぷしというか、非常に良かった」

 客の中には、先輩芸人、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスの姿も見られた。

中川「高い寿司屋さんに連れて行ってもらったこともあるんすけど、正直引けを取らないくらい美味しかった」

川島「マジすか? うれしい」

中川パラダイス「恰幅がもう寿司屋の恰幅だよね」

川島「もう“大将感”は出てるんで。皆さん結構すぐに慣れてくれます」

 現在、予約は2カ月先まで埋まっているという。

(『ABEMA NEWS』より)

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