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21日に開催された漫才師の日本一決定戦「M-1グランプリ2025」で1万1521組の頂点に立ったお笑いコンビ「たくろう」が同日夜、東京・港区のテレビ朝日で優勝者記者会見を行った。
今年の大会ポスター記された「はじめましょう。」のコピーにふさわしい、新時代のチャンピオンが誕生した。
トロフィーを手に会見場に登場した二人。きむらバンド(35)は、「王者と呼ばれることがしっくりきていない」と明かし、「終わった瞬間はうれしすぎてしんどかったです。うれしさのキャパを超えた」と率直な心境を吐露した。相方の赤木裕(34)も、「ホンマに現実味がなさすぎて…」とかみしめた。
コンビは2016年に結成し、M-1では18年に準決勝進出も、以降は準々決勝と3回戦で涙をのんでいた。今回、初めての決勝の舞台となったが、持ち味を存分に発揮し会場を笑いに包んだ。ファーストラウンドで861点の高得点を記録し、最終決戦でも勢いを維持。9票中8票を獲得する圧勝劇で第21代王者に輝いた。
きむらは、「ほとんど1本目(ファーストラウンド)のネタでここまで来た」と今大会を振り返り、「めっちゃ楽しかった。こんな夢みたいなところでの漫才させていただいて、緊張より楽しさが勝った」と清々しい表情だった。
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