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「うちの旦那が甘ちゃんで」シリーズで知られる、作家の神楽坂淳さんが11月20日に亡くなっていたことが24日、分かった。神楽坂さんのXで遺族が発表した。
Xでは「作家・神楽坂淳は、2025年11月20日、永眠いたしました」と報告し、「生前は多くの方々に支えられ、作品を通じてあたたかいご声援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます」と伝えた。
葬儀は、故人や遺族の意向により、近親者のみで執り行ったといい、「後日、故人をしのぶ場として『ありがとうの会』を予定しております。日時や場所などの詳細は、整い次第改めてお知らせいたします」とした。
そして「神楽坂淳の作品を大切に思ってくださった皆様の心の中に、これからもその物語が生き続けることを、私たちは願っております」と呼びかけた。
神楽坂さんは1966年広島県生まれ。多くの文献に当たって時代考証を重ね、豊富な情報を盛り込んだ作風が持ち味だった。2007年に発表した「大正野球娘。」は民放でアニメ化され、時代小説「うちの旦那が甘ちゃんで」シリーズは、第9回日本歴史時代作家協会賞で、文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞した。父は作家の大下英治氏。
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