［Alexandros］川上洋平「残りの人生は…」

ロックバンド「［Alexandros］」のボーカル＆ギター・川上洋平が25日、都内で2冊目のエッセー「次幕」（宝島社刊）の発売記念イベントを行った。

今作では、音楽が生まれる創造方法やその音楽を解放するライブへの思いや構成、日々の気づき、仲間・ファンとの関係など、これまでメディアでは語ってこなかった裏側も赤裸々につづっており、中国・成都で撮り下ろした写真も掲載している。

今作が完成し、「とてもすっきりした気持ちです。ここまでさらけ出したのは初めてかな、というぐらいの気持ちです」と大満足の様子。今年を漢字一字で表すと「次」だといい、「来年の方が運気が良いそうなので。あとは、『次幕』という本のタイトルに合わせて“次”です」と語った。

自身の活動を「デビューしてから15年間走り続けさせいただいた。40歳に差し掛かるところで、改めて自分の“正体”が知りたくなったんです。自分が本当に何が好きなのか・何がやりたいのかということを、これまではあまり考えずに作ったりしていたんですけど、残りの人生はもう少し自分の作品に対して、深く見つめてから取り掛かろうと思っています」と振り返りつつ、今作を「川上洋平とか［Alexandros］というバンドを知らなくても、何か物を作ったり、仕事をする上で、どういう気持ちで人生を全うすれば良いのかを考えるきっかけになってくれたらうれしいなと思ってます」とアピールした。